皆様へお礼と、今後の白馬国際トレイルランについて重要なお知らせ
2011年より始まりました白馬国際トレイルランは、昨年をもちまして10周年と一つの節目を迎える事ができました。
冬のスノースポーツに並ぶ白馬の夏の新しい観光コンテンツを作り出そうと始まったこの大会ですが、多くの参加者・リピーターの皆様に、全国でも有数の規模の大会に育てて頂きました。
これは、ひとえに、延べ2万人を超えるトレイルランナーの皆さまと、そのご家族、同伴の皆さま、白馬村にお越し頂いたお一人お一人のお陰です。改めまして厚く御礼申し上げます。
昨今の白馬は、その上質なパウダースノーを目当てに世界中からお客様がお越しになるようになりましたが、その冬シーズンをも上回る勢いでグリーンシーズンが盛り上がりを見せています。奇しくもパンデミックが世界中を巻き込みましたが、その中にあって、益々アウトドア志向は勢いを増し、観光も、復活の兆しを見せて来ています。
さて、これまで白馬国際トレイルランは、外部のイベント会社やトレイルランの運営会社に頼らず、地元の旅館関係者や若者を中心としたボランティア運営にこだわってきました。それが白馬というフィールドを皆さまに末長く楽しんで頂くために最善の方法と思っていたからに他なりません。実際、「白馬国際トレイルランは、年に一度、まるで第二の故郷に帰ってきたみたいな雰囲気だ」と多くの方に言って頂き、私たちにとってこれ以上の喜びはありませんでした。
しかしながら、大会の規模が大きくなるにつれて、同じ形態での運営は困難となり、人材の確保という面からも大きな課題が出てきました。今後、どのように継続して行くかということにここ数年、議論を重ねる中で何とか運営を続けて来ましたが、今回のコロナ禍、そして10年という節目に、大会名および運営主体の変更という報告を皆様にお伝えすることになりました。
本年2022年の大会から、白馬国際トレイルランは「白馬国際クラシック」と名称を変更し、サロモンがグローバルで展開する「Golden Trail National Series Japan(GTNS:ゴールデン・トレイル・ナショナルシリーズ・ジャパン)」の最終戦とし、2022年9月4日(日)に開催します。
コースは、今まで通り4コース(ファミリー約5km/ショート約12km/ミドル約28km/ロング約54km)で、ミドルの約28kmが前述のGTNSシリーズのポイント対象レースとなり、コースや累積標高も八方尾根を中心としたフォーマットに大幅に変更となります。
(ミドル以外のコースは、ほぼ従来通りのコースを現在では想定しています)
あわせて、運営の主体は、サロモン関連のレースを運営するS-Mountain+白馬村の地元有志で構成される「白馬国際クラシック実行委員会」となります。
レース運営の専門チームと、白馬の地元主体のハイブリッド方式で新たに生まれ変わった国際イベントとして次のステージに踏み出して行く所存です。
今までのおもてなしの気持ちはそのままに、新しく生まれ変わる白馬でのトレイルランレース。皆様には、今後もこの大会と白馬の地とをご愛顧頂きますよう心よりお願い申し上げて、私からのご報告とお礼の挨拶に代えさせて頂きます。ありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願い致します。
白馬国際トレイルラン 実行委員長 武藤慶太
追記;
今後の大会詳細やエントリー開始は、https://s-mountain.com/ にて随時発信して参ります。